クレジットカードはショッピングに使うショッピング利用ではなく、お金を借りることができるキャッシングという機能がついています。カードローンもお金を借りつことのできるサービスです。では、クレジットカードのキャッシングを利用するのと、カードローンを利用するのではどちらの方がお得なのでしょうか?
クレジットカード vs カードローン 金利で比較
同じ金融機関グループが発行しているクレジットカードのキャッシング金利と、カードローン金利で比較してみます。
※2013年12月現在
楽天グループの場合
- 楽天カード(クレジットカード) 上限金利 年率18.0%
- 楽天銀行スーパーローン(カードローン) 上限金利 年率14.5%
セゾングループの場合
- セゾンカード(クレジットカード) 上限金利 年率18.0%
- セゾンマネーカード(カードローン) 上限金利 年率15.0%
イオングループの場合
- イオンカード(クレジットカード) 金利 年率18.0%
- イオン銀行カードローン(カードローン) 上限金利 年率13.8%
という結果になりました。いずれにしろカードローンの金利の方が3.0~4.0%ほど低くなっています。
つまり、金利で選ぶ場合はクレジットカードのキャッシングよりも、カードローンの方が金利は低くなり、返済総額も抑えられるということなのです。
なぜ、このような結果になったのでしょうか?
クレジットカードの場合、カードローンにはない特典を用意しています。ポイントが付いたり、キャッシュバックがあったり、買い物が割引になったり、などです。これらの特典を捻出するコストがかかるため、クレジットカードの方がキャッシングの金利が高くなっているのです。
クレジットカード vs カードローン 返済方法で比較
クレジットカードのキャッシングの返済方法
- 一回払い、分割払い、リボ払い
- 口座引き落とし
カードローンの返済方法
- 残高リボルビング返済
- コンビニATMでの返済、銀行ATMでの返済、ネットバンキングでの返済、口座引き落とし、口座振り込み、無人契約機での返済
返済の仕組みについては、同じという結果です。残高リボルビング返済もリボ払いの一種なので、変わりはありませんし、カードローンの場合は繰り上げ返済をすれば、一回払いや分割払いと意味合い的には変わりません。
ただし、返済する方法という意味では、クレジットカードのショッピング利用と同様に口座引き落としがメインのクレジットカードキャッシングと比較して、カードローンの方は返済方法が数多く用意されていると言っていいでしょう。
特にコンビニで返済できるのは、カードローンの大きなメリットと言えます。
クレジットカード vs カードローン 年会費で比較
クレジットカードの年会費
- 無料~10万円まで
カードローンの年会費
- 無料
クレジットカードの場合は年会費永年無料のカードから、10万円を超えるブラックカードまで幅広い年会費が用意されています。しかし、年会費永年無料のクレジットカードの場合、キャッシング枠が少ない、またはゼロというケースも珍しくないため、キャッシング利用をするためには多少の年会費は覚悟する必要があります。
一方、カードローンは年会費や発行手数料亜H必要ありません。
クレジットカード vs カードローン 信用で比較
これはクレジットカードの圧勝と言っていいでしょう。クレジットカードであればキャッシング利用をしていても、持っているカードはほとんどの方が持っている「クレジットカード」なので怪しさはありません。
カードローンの場合も、ローンカード自体は、アルファベットの金融機関の名称が入っているだけなので、一見カードローンかどうかは見分けはつきません。しかし、クレジットカードでキャッシングの請求書を見られてしまった場合と、カードローンの請求書を見られてしまった場合では、後者の方がイメージは悪いと言っていいでしょう。
まとめ
「お金を借りる」ためのカードローンに対して、いろいろな特典などがある「クレジットカード」は無駄なコストがかかってしまい、肝心の金利も高くなっているのです。他にも返済方法が少なかったり、年会費がかかったり、クレジットカードにはいいところがありません。
お金を借りる目的であれば、迷わずカードローンを選ぶべきです。