「カードローンを利用したいのはやまやまですが、毎月きちんと返済していけるのか?が心配です。実はこういう相談を受けることも少なくありません。カードローンの返済は問題なくできるのでしょうか?
計画的な借入と返済をすれば、不安になる必要はない。
よくカードローンのCMでは「ご利用は計画的に。」というフレーズが聞かれると思います。しかし、どうやって計画的に返済していけばよいのか?は全然説明してくれません。
カードローンの返済というのは、返済計画さえしっかりしていけば問題なくクリアできるものなのです。
計画的な返済をするポイント
1.毎月の返済額は手取り収入の2割まで
一般的に源泉徴収や保険料を除いた手取り収入の3分の1までであれば、返済が可能という判断をします。これは国が定めた総量規制という法律が収入の3分の1と決めているように国すらも参考にする基準と言っていいでしょう。
月収:33万円 で手取り30万円の方であれば毎月の返済額が10万円までの借入であれば、家賃や光熱費、生活費を除いても捻出できるラインと言われているのです。
しかし、より確実に返済できるラインを設定するのであれば、手取り収入の2割に設定しておくと良いでしょう。
手取り月収が30万円の方であれば、6万円の毎月の返済額までは可能ということなのです。
アコムを例にした場合、毎月6万円の返済額でいくらまで借りることができるかというと、
金利18.0%で50万円の借入を1年で返済しようとしても、毎月の返済額は46,000円で事足りるのです。これならば2割のラインに入っているので問題なく返済が継続できるはずです。
2.最低返済額で返済するのではなく、完済期日を決めておく
カードローンの最低返済額というのはかなり低く設定されており、この最低返済額だけで毎月返済をして行くとなかなか完済にたどり着かないのです。
計画的な返済というのは、いつまでに完済するのか?を決めることと言い換えても良いでしょう。
例えば
金利18.0% 50万円の借入 アコムの場合、毎月の返済額と完済までの期間を見てみると
完済までの返済回数 毎月の返済額 返済総額
- 12回 46,000円 549,146円
- 24回 25,000円 597,201円
- 34回 19,000円 638,078円
- 47回 15,000円 694,050円
と12か月で完済するためには毎月の返済額は46,000円必要になるため、負担が大きいと感じてしまいがちですが、最低返済額の15,000円で返済を続けた場合、完済までには47か月(3年11か月)もかかってしまうのです。2年11か月も長く返済を続けなければなりません。
しかも、支払っている利息は12か月で返済する場合は49,146円で済みいますが、最低返済額の15,000円で返済を続けた場合は194,050円と約4倍もの利息を支払う必要が出てくるのです。
このように毎月の返済額はできるかぎり多めに返済して言った方が最終的な利息は低くなるのです。
どのカードローンのサイトでも、返済シミュレーションというものが用意されているので、返済シミュレーションを利用して、「毎月いくら返済すればいつまでに監査にできるか?」を確認しながら、いつ完済するのか?を決めましょう。あとはそれに必要な返済額を毎月返済していくだけです。
3.日常的に追加の借入をしない
カードローンというのはいつでも枠に余裕があればコンビニでお金を借りることができるサービスです。
そのため、返済が進んで枠に余裕ができたときについ追加の借入をしてしまいがちですが、これではまた返済を一からはじめなければならなくなります。
それが必要なお金であれば仕方がないですが、一回目に借りたお金の必要度と比較するとそれ以降の追加借り入れは気軽に借りてしまう方も多いようです。
今一度、本当に必要なお金なのかを考えてから追加借り入れを行うように注意が必要です。