カードローンの借換えをしながら、徐々に債務を一本化するという方法があります。
おまとめローンの審査が通らない場合
複数の借り入れがあった場合に、おまとめローンを利用して債務を一本化したいと考えるのは、特に珍しいことではありません。
しかし、複数の債務が4社以上ある場合には、おまとめローンの審査に通るのもかなり難しい状況になってしまいます。このときにもう債務の一本化は無理とあきらめてしまう必要はないのです。
少しずつ、借換えによって債務をまとめることが可能です。
例えば
- カードローン「A」 80万円
- カードローン「B」 50万円
- カードローン「C」 30万円
- カードローン「D」 20万円
合計180万の借入
があった場合には、カードローン「A」に20万円の増額依頼をすることで、増額分で「D」を完済すれば下記のようになります。
- カードローン「A」 100万円
- カードローン「B」 50万円
- カードローン「C」 30万円
同じようにカードローン「B」に30万円の増額依頼をすることで、増額分で「C」を完済すれば下記のようになります。
- カードローン「A」 100万円
- カードローン「B」 80万円
2社の状態になったら、再度おまとめローンに申込みます。
- おまとめローン「E」180万円
このように合計額を変えずに借入件数を減らしていくことが可能です。これを通称「コンソリ」コンソリテーションと呼びます。
「コンソリ」コンソリテーションのコツ
1.複数の借入の中で1社は銀行カードローンを利用する
複数の借入がある場合は、合計の借入総額が大きい場合があります。そのため、おまとめするときに消費者金融からの借入だけだと限度額が増えない可能性も高いのです。まとめる先として1社は銀行カードローンの借り入れがあると便利なのです。
また、銀行カードローンは低金利なので、まとめていけば自然と毎月の返済額は軽減でき、返済負担が楽になります。
2.増額依頼は、直近半年での利用状況がものをいう
増額依頼をする場合は、直近半年間で新しい借入をしていないこと、返済遅延をしていないことが重要になります。半年間はきれいな状態にしたうえで増額依頼をしましょう。
3.増額依頼のときに増額の用途は「借り換え目的」であることを伝える
増額依頼のときに何も伝えないと、借入総額が増額分増えてしまうことになるので、審査は厳しくなります。これが「借り換え目的」であれば借入総額は増えないため、増額の審査も通りやすいのです。