カードローンの借り換えというのは、金利を引き下げるために有効なカードローンの活用法です。ここではカードローン借り換えのコツをまとめて解説します。
カードローンの借り換えとは
まず、カードローンの借り換えについて説明します。
カードローンの借り換えとは
- カードローンA社 金利15% 60万円
という借入があった時に金利の低いカードローンB社に申込んで60万円の枠をもらいます。
- カードローンB社 60万円 申込み → 契約
- カードローンB社 60万円でカードローンA社に完済
結果として
- カードローンB社 金利14% 60万円
とすることで、借入額は尾内60万円のままですが、金利15%のカードローンA社から金利14%のカードローンB社に債務が移ったことになります。これが「カードローンの借り換え」です。
カードローンの借り換えメリット
金利が高いカードローンから金利が低いカードローンに借り換えをすることで、利息が少なくなる、毎月の返済額が軽減できることがメリットになるのです。
複数の借入を一本化するおまとめも借り換えの一種と言っても過言ではありません。毎月のカードローン返済が苦しいと感じている方こそ、カードローンの借り換えを検討すべきなのです。
カードローン借り換えのコツ
1.できるだけ金利が低金利のカードローンへ借り換える必要がある!
カードローン借り換えの目的は、純粋に金利を下げることによる、「返済額の軽減」「利息の減少」です。
この効果を最大にするためには、現在借入中のカードローン金利よりも低金利の借り換え先であればあるほど、良いのです。
当然、消費者金融カードローンよりも、上限金利が抑えられている銀行カードローンの方が金利が低金利に設定されているため、借り換え向きのカードローンと言えるのです。
2.借り換え先のカードローン金利は、借り換え予定の金額の上限金利で見る
では、借り換え先のカードローンの金利が今よりも低くなるのか?どうか?はどう判断すれば良いのでしょうか?
例えば、現在16.5%で50万円借入している方が、金利5.0%~18.0%の消費者金融カードローンに申込んだとしても、借り換え後の金利が低くなるかどうかはわかりません。逆に高くなってしまう可能性すらあるのです。
これでは意味がないので、上限金利が今の借入中のカードローンの適用金利よりも低くなるカードローンに申込む必要があるのです。銀行カードローンの場合は限度額別に金利が段階で設定されているため、借り換え予定の金額を限度額としたときの上限金利で比較する必要があるのです。
3.申込み時に「借り換え目的」であることを伝える必要がある
借り換え先のカードローンに申込むときに、資金使途・資金の使用目的を「借り換え目的」としなければなりません。
なぜなら、
カードローンA社に借入が60万あるとして、これに新規で60万円の枠が必要な状況と
カードローンA社に借入が60万あるとして、これを借り換えする目的で60万円の枠が必要な状況では
審査の結果が変わっています。前者の場合、合計で120万円借りる人として審査する必要があるのですが、後者の場合は借入の合計金額は60万円のままなので審査は通りやすいのです。
資金使途・資金の使用目的を「借り換え目的」であることを伝え忘れないようにしましょう。
4.金利が低金利のフリーローンやおまとめローン、借り換えローンはカードローンでの借り換えとは異なる
最近は、借り換えがしやすい「借り換えローン」「フリーローン」「おまとめローン」などの商品も増えてきています。
これらのローンに共通しているのは、上限金利が低めに設定されているということです。上限金利が低く設定されているため、借り換えによって金利が下がる可能性も高くなります。
ただ、これらの「借り換えローン」「フリーローン」「おまとめローン」はカードローンとは違って、借り換え後は返済のみになることを忘れてはいけません。カードローンであれば、枠の中であれば借り換えや返済も自由自在なのですが、借り換え専用のローンは返済のみなのです。
5.カードローン借り換えは「借り換え」「おまとめ」に積極的なカードローンがおすすめ
カードローンの借り換え審査は、「借り換え」「おまとめ」に積極的なカードローンを選ぶべきです。
「借り換え」「おまとめ」に積極的というのは、ウェブサイトを見て、「借り換え」「おまとめ」という宣伝文句が大きく記載されているかどうか?で判断しましょう。
「借り換え」「おまとめ」に積極的なカードローンの方が、借り換え審査に通りやすいのです。
まとめ
カードローンの借り換えは上手に使えば
- 毎月の返済額を軽減できる
- 利息を減らせる
- 早く完済できる
便利なカードローンの活用方法です。毎月の返済に悩んでいるかも、そうでない方も、積極的に借り換えを検討してみましょう。