カードローンを利用していて、返済が苦しい、来月の支払いができないという場合はどうすればよいのでしょうか。状況によってやるべきことは違うので、対策を確認しましょう。
カードローンが来月払えない
1.早急にカードローンの会社に連絡を入れましょう
カードローンの返済遅延が起きてしまうと、個人信用情報にカードローンの返済遅延という記録が残ってしまいます。もちろん、一回の遅延、数日の遅延であれば、新規でカードローンやクレジットカードを申し込んだときの審査のマイナス評価も大きくはないのですが、それでもマイナス評価になってしまうことは変わりません。
入金の有無の情報には下記のようなものがあります。
- $ 請求どおり(もしくは、それ以上)の入金があった
- P 請求額の一部が金額入金された
- R お客様以外から入金があった
- A お客様の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金)
- B お客様の事情とは無関係の理由で入金がなかった
- C 入金されていないが、その原因がわからない
- – 請求もなく入金もなかった(例:クレジットの利用がない場合)
- 空欄 クレジット会社等から情報の更新がなかった(例:クレジットの利用がない場合)
つまり、正常な場合は「$」マークですが、それ以外の返済遅延でもいくつかに分かれていて、一番悪いのが「C」連絡もなく、返済遅延ということなのです。
これが一番カードローン審査でマイナスになってしまうものなのです。
同じ返済遅延でも、事前に連絡があったのかどうか?一部でも入金されていたのかどうか?が問われるのです。
来月払えないことがわかったらすぐにカードローン会社に連絡を入れて
- 返済が遅れること
- その理由
- 払える日にち
を伝えましょう。
カードローンの返済が苦しい状態が続いている
1.毎月の返済負担額が低いカードローンへ借り換えましょう。
低金利につられて銀行カードローンを利用した場合には、毎月の最低返済額が高めに設定されていることがあります。
例えば
- 銀行カードローンの場合 10万円借入時の最低返済額 1万円
- アコムカードローンの場合 10万円借入時の最低返済額 3,000円
という状態が起きてしまうのです。
確かに金利は銀行カードローンの方が低金利であるため、総返済額ではお得なのですが、そもそも返済ができなければ元も子もありません。その場合は、最低返済額が低いカードローンへの借り換えを検討すべきなのです。
2.おまとめローンを活用する
毎月の返済額を減らす方法のひとつに低金利のおまとめローンを利用するという方法があります。
低金利のローンにまとめることができれば、必然的に毎月の返済額も低くなります。おまとめローンの金利は低金利に設定されていることが多いため、返済額が軽減できる可能性が高まります。また、毎月の返済日も1日になるので、返済計画も立てやすいのです。
おまとめローンの利用を検討しましょう。
3.債務整理を検討する
おまとめローンの審査も通らず、借り換えもできないという場合は、債務整理を検討する必要があります。
債務整理には
- 貸金業者と相談のうえ、返済期間を調整し、返済額を削減する「任意整理」
- 借金をゼロにすることができる「自己破産」
- 住宅などの自己資産を売却せずに、返済を可能な額で継続する「民事再生」
などの方法があり、ギャンブルなどで作った借金の場合は自己破産ができないなど、債務整理の方法は人によって異なります。いずれも司法書士や弁護士に相談する必要があります。