カードローンの利息はどうやって計算すれば良いのでしょうか?カードローンの利息計算の方法を知ることでシミュレーターを使わず、利息額を計算できます。また、シミュレーターなどを使う場合でも、利息が計算される仕組みは理解しておいた方が良いでしょう。
カードローンの利息計算
前提として知っておくべきこと
カードローンの金利は、1年間の年率が記載されています。
金利18.0%というカードローンがあった場合は、「1年間で18.0%という利息が付きますよ。」ということを表しているのです。
利息を計算する公式
利息 = 借入額 × 年率(金利) × 借入期間(日数) / 365日
で計算することが可能です。「/」は÷を意味します。
例えば
年率18.0%で50万円を借り入れして、1年後に返済する場合の利息は
- 利息 = 50万円 × 18.0% × 365日 / 365日
ですから、この場合は暗算でも9万円と計算することができます。
年率13.5%で80万円を借り入れして、9カ月後(270日後と仮定)に返済する場合の利息は
- 利息 = 80万円 × 13.5% × 270日 / 365日
79,890円の利息になります。厳密に言えば、9ヶ月というのはいつから借りたのかによって、日数が変動するため多少の誤差は発生します。
カードローンの利息計算の特徴は「日割り」で計算することと言えるでしょう。また、借入当日分は利息に含まれませんので、計算すべきは借入の次の日からです。
利息がわかれば、毎月いくら返済すればそのときに完済できるかがわかる
毎月の必要返済額 = ( 元金 + 完済したい期間の利息 ) / 完済したい期間(月)
で計算できます。
年率18.0%で50万円を借り入れして、1年後に完済したい場合は
- 利息 = 50万円 × 18.0% × 365日 / 365日 = 9万円
- 毎月の必要返済額 = ( 50万円 + 9万円 ) / 12か月 = 49,166円
となります。毎月49,166円返済すれば、12か月で元金も、そのときの利息も完済できる計算になるのです。
この毎月の必要返済額は、カードローン会社ごとに設定されている毎月の最低返済額とは違うので注意が必要です。毎月の最低返済額は、これだけ返済すれば良いですという最低ラインです。
まとめ
カードローンの利息や毎月の必要返済額を自分で計算してみることで、どのくらいなら借りられるのか?どのくらいなら返済できるのか?の目安を立てることができます。計画的な返済のためには、利息計算の方法を知ることも重要なのです。