低金利のカードローンのデメリット

低金利のカードローンにデメリットなんてあるの?カードローンを低金利だけで選ぶことには落とし穴がありそうです。ここでは低金利のカードローン選びの注意点、デメリットについて解説します。

低金利カードローンは本当に低金利?

カードローンの金利は「○○%」~「△△%」と表記されているのが通常です。

海外旅行ツアーのパンフレットで「ハワイ39,800円~」なんて書いてあって、実際は土日や春休み行こうとすると繁忙期の価格になって結局69,800円なんて経験をしたことはないでしょうか。

これと同じなのです。

例えば「3.0%~18.0%」というカードローンがあっても、「3.0%」になるとは限らないのです。どちらかといえば、「18.0%」になる可能性の方が高いといっていいでしょう。

  • 「3.0%~18.0%」の低金利カードローン「A」
  • 「6.0%~12.0%」の低金利カードローン「B」

の2つの選択肢があったなら、迷わず「B」を選ぶべきなのです。

「A」に申し込んだ場合に低金利カードローンだと思っていたら、適用された金利は「18.0%」で、全然低金利じゃなかったということになりかねないのです。

低金利カードローンは審査が厳しい

金利と審査は、反比例の関係にあります。

  • 金利が低い → 審査は厳しい
  • 金利が標準 → 審査も標準
  • 金利が高い → 審査は緩い

となっています。金利が低いということは金融機関にとってはそれだけ収益が少ないということになります。収入が少ないということは、是が非でも「貸し倒れ」になっては困る。「貸し倒れの割合(デフォルト率)」を引き下げなければならないのです。

「貸し倒れの割合(デフォルト率)」を引き下げるというのは、審査の基準を高く設定し、貸し付けをする人を絞り込むことを意味しています。

つまり、低金利のカードローンは必然的に審査が厳しくなるということなのです。

審査に通るのであれば問題ありませんが、審査に通らない属性や年収の方が、低金利のカードローンにこだわりすぎて、4社以上申し込んでしまうと、申し込みブラックと判断されて、半年間はそれ以上審査に通らないことになり、結果的にどこからもお金が借りられなかった。なんてことになりかねないのです。

低金利カードローンに申し込んで審査が通らなかったら、2社目以降は審査の難易度が低い、金利の高めのカードローンに申し込む方が無難なのです。

低金利カードローンは毎月の最低返済額が高い

低金利カードローンの場合は、金融機関の収益が少ないために「貸し倒れ」の確率を引き下げなければならないという話をしました。

この解決方法には、「審査の難易度を上げること」だけでなく、「毎月の最低返済額を引き上げる」という方法もあるのです。

例えば、同じ借入額30万円でも

  • 「A」消費者金融 毎月の最低返済額 3,000円
  • 「B」銀行 毎月最低返済額 10,000円

となっていれば、早期に完済になるのは「B」銀行のため、「B」銀行にとっては貸し付け期間が短い、つまり貸し倒れリスクは少なくなるのです。

しかし、利用する側にとっては、十分な収入や返済のあてがあるのであれば、早期に完済できる最低返済額が高い「B」銀行の方が良いかもしれませんが

生活費がカツカツな方であれば、完済までの期間は長くなるものの「A」消費者金融の方が返済の負担は短いのです。カードローンは低金利だからいいというものではないのです。


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