今さら聞けない!カードローンの仕組み徹底解説

mushimegane128_128カードローンは、名前や使い方を知っていても、いまいち仕組みが見えてこないものです。カードローンの仕組みについて解説します。

カードローンというビジネスモデルの仕組み

カードローンとは、個人向けの無担保ローンで、消費者金融、クレジットカード会社、銀行などが扱っているローン商品のことを言います。

消費者金融のビジネスモデルから解説すると

消費者金融は銀行からお金を低金利で借ります。年率2.0%~4.0%というところでしょうか。

これをカードローンという商品に仕立てて、個人に年率15.0%~18.0%で貸します。

ここに「利ザヤ」が生まれることになります。

4.0%で借りて18.0%で貸すのですから、14.0%も利益が出る計算になるのです。

しかし、カードローンの場合は、個人向けの無担保ローンなので、予定通りに返済されない「貸し倒れ(デフォルト)」というものが発生してしまいます。これが大きな損失になるので、ある程度の「利ザヤ」を持っていないと消費者金融は利益が出ないことになってしまうため、金利が高く設定される仕組みなのです。

これが消費者金融の利益となるのです。

カードローンというビジネスモデルの仕組みは

低金利で資金調達をして、「無担保」「保証人なし」などある程度の貸し倒れリスクを覚悟の上で、それよりも高い金利で貸すことで利益を生む仕組み

と言えるでしょう。

アコムの2015年1月~3月の決算情報で見てみると

  • 売上:2192億円
  • 金融費用:194億円
  • 貸し倒れ関連費用:538億円
  • 過払い金返還費用:498億円

とざっくりと言えば、このような数字の構成になっています。

売上の1割が銀行などから資金調達した利息の支払いであり、売り上げの25%は貸し倒れに関連する損失となっています。近年では、これに過払い金返還の損失も入ってくるのです。

これに人件費やら、無人契約機の維持費などがあるので、最終的には

  • 純利益:128億円

と、売上の6%程度の純利益となっているのです。過払い金返還請求が年々少なくなっていくので、今後は利益率が改善することが予測され、株式市場でも人気の高い銘柄となっていますが、イメージほど大儲けしているビジネスモデルではないのです。

カードローンを利用する側にとっては「金利が高い」というデメリットはあるものの、最短即日で借りられて、担保も、保証人も要らないことが大きなメリットとしてあるため、今後もニーズ自体はなくならないでしょう。

「金利が高い」のは、無担保、保証人なしという仕組み上「貸し倒れ」は増えてしまうため、カードローンの仕組み上致し方ないものなのです。

銀行カードローンの仕組み

銀行カードローンというのは、前述した消費者金融カードローンのビジネスモデルとは違う仕組みになっています。

銀行カードローンは消費者金融カードローンを代理販売しているだけ

消費者金融カードローンは

当然、審査は消費者金融が行い、貸し倒れが起きた場合は自社で損失を計上することになります。

銀行カードローンの仕組み

銀行は消費者金融と保証契約を結びます。

保証契約とは、カードローンの返済が滞ってしまった場合に、その残債(残りの残高)を消費者金融が肩代わり(代位弁済)して返済する契約です。

その代わりに、銀行から保証料を毎月もらう形をとっているのです。

この場合は、実際の貸し倒れリスクは銀行ではなく、保証会社である消費者金融が持つことになるため、審査も保証会社である消費者金融が行うのです。

前述したアコムの場合は、保証会社としてグループ会社である三菱東京UFJ銀行のカードローンの保証をしていますし、それ以外にも地方銀行の保証会社をしているのです。

アコムの場合、保証会社としての売上も年々上昇しているのです。

acom_hosyo

三菱東京UFJ銀行のカードローンに申込んだとしても

実際に審査をするのはアコムであり、貸し倒れ時に損失を被るのはアコムなのです。

これが銀行カードローンの仕組みです。

利用者からしてみれば、上限金利が低い銀行カードローンは、「信頼性も高く」「金利も低い」というイメージであり、カードローン利用時の第一の選択肢となるのですが、実態は消費者金融が提供しているカードローンが銀行の名前で代理販売されているだけなのです。

銀行は保証会社に支払っている保証料以上の金利を設定しておけば、損をすることはないおいしいローン商品と言えます。だからこそ、ATMから銀行窓口まで、ありとあらゆるところで銀行カードローンを宣伝しているのです。

まとめ

カードローンというのは、利用者にとっても「即日融資」「無担保」「保証人なし」というメリットが多いサービスですが、このメリットと引き換えに「金利が高い」デメリットがあるローン商品であることを忘れてはいけません。

住宅ローンや自動車ローンなどと比較すれば一目瞭然ですが、年率15.0%~18.0%というのはかなり高い金利なのです。

カードローンの仕組みを理解したうえで、カードローンは早期完済を心がけるべきなのです。

Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。