ローンと聞くと、「担保を用意したり、家族や親せきに保証人になってもらうことをお願いしなければならない。」と思いがちですが、カードローンの場合は、担保も、保証人も、必要ないのです。
なぜ、「担保や保証人」が必要ないの?
家族関係すら希薄になってきている現在では、担保や保証人を用意するのは簡単なことではありません。そのため、担保や保証人がないとカードローンを利用できないというサービスにしてしまった場合、利用する方は激減してしまうでしょう。カードローンを提供している金融機関は、「担保や保証人」をなくすことによって多くの方に利用してもらえるサービスにしようと考えたのです。
「担保・保証人」がなくても良いぐらいの金利にしている
ただし、カードローンもビジネスです。金融機関としても元が取れなければ意味がありません。
元々、担保や保証人というのは、貸し倒れ(デフォルト)が起きた場合の損失を防止するために用意するものなのです。「担保・保証人」がなくても、貸し倒れ(デフォルト)による損失をカバーするためには、高い金利を設定する必要があるのです。
ちなみに貸し倒れ(デフォルト)になる割合はカードローン利用者の1%前後と言われています。
担保のありなしで違う金利
担保があるローン
- 住宅ローン 金利 0.5%~2.5%
- 自動車ローン 金利 2.0%~5.0%
- 不動産担保ローン 金利 2.0%~5.0%
担保がないローン
- カードローン 金利 5.0%~18.0%
- フリーローン 金利 5.0%~15.0%
- おまとめローン 金利 5.0%~15.0%
- クレジットカードのキャッシング 金利 12.0%~18.0%
と担保がないローンの方が10%ほど金利が高くなっているのがわかります。カードローンというのは、担保や保証人が必要なく、便利に利用できる代わりに金利が高いローンなのです。
担保がないカードローン利用の注意点
「担保がない」「保証人がない」カードローンは、利用しやすい反面、金利が高いというデメリットがあります。金利が高いということは、早期に完済しなければ利息額が大きくなっていくということなのです。カードローンを利用する場合は、早期に完済することを前提に利用しましょう。