債務整理(任意整理・自己破産・個人再生・過払い金返還請求)を検討して、弁護士や司法書士を探す時に注意したいのは「複数の弁護士や司法書士に相談する」ということです。これはなぜでしょうか?
弁護士や司法書士の能力によって削減できる金額が変わってくる
自己破産であれば大きな違いはありませんが、例えば任意整理の場合は債権者と交渉の上、借金を減額することになります。
同じ弁護士、司法書士という資格を持っていても、交渉力や話術、過去の解決実績、知名度などのノウハウは事務所によって先生によって違っているため、減額できる金額にも差が出てきてしまうのです。
ほとんど同じ費用を払うのに借金の減額できる幅が違っていたら目も当てられません。
優秀な弁護士や司法書士を見つけるために、一社だけに相談して決めるのではなく、複数の弁護士や司法書士と相談して、最終的に依頼する専門家を選ぶべきなのです。
相談自体はほとんどの弁護士、司法書士は無料で行っているため、複数社に相談することのデメリットは時間がとられること以外にはありません。
さらに複数の弁護士や司法書士と面談をすることによって、言っていること、提案を比較することができるため、ここではじめて「どちらが良いのか?」という判断ができるようになってきます。
一社だけでは、イイも悪いもわからないのです。
複数の弁護士や司法書士に相談する場合の注意点
実際に担当してくれる人が資格を持っているのか?
大きな弁護士事務所や司法書士事務所の場合は、資格を持っている先生が1名で、相談などの対応などはすべて資格のないスタッフが対応するというケースがあります。大きい事務所だから良いというわけでもないのです。優秀なスタッフであれば問題ありませんが、それも他の事務所と比較してチェックしなければなりません。
実績や解決事例の豊富さをチェック
交渉力や減額能力をチェックするためには、債務整理の解決実績が一番重要になります。数をこなしていれば、必然的に交渉ノウハウも高いことが予想されるのです。とくに自分と同じ状況での債務整理の解決実績の数や具体的な結果をヒアリングして比較すると良いでしょう。
費用を確認
当然、最後に費用を確認します。ある程度は債務整理の相場がありますが、弁護士、司法書士によって費用の差はあるからです。借金がなくなっても、支払う報酬が高ければ意味がないのです。