債務整理をする、弁護士や司法書士に相談する前にしておかなければならないことがあります。ここでは債務整理の事前準備について解説します。
債務整理の相談をする前に必要なこと
債務整理(任意整理・自己破産・個人再生・過払い金)をするときに弁護士や司法書士に相談をする、依頼をすると思いますが、この時に重要になるポイントがあります。
自分が置かれている借金の状況に関して、詳しく伝えること。
これが一番重要なポイントです。情報がきちんと伝えられなければ、せっかく無料相談に言っても具体的な解決策まで進まなくなってしまいますし、弁護士や司法書士も正しいアドバイスができなくなってしまうからです。
過払い金の場合には、過払い金の返還が請求できる金額の試算もできません。
相談前に、どうしてもわからないものを除いて情報を整理しておく必要があるのです。
債務整理のときに相談前に準備しておく情報
基本情報
- 氏名
- 住所
- 年齢
- 生年月日
- 家族構成(家族年齢)
- 収入情報
勤め先(具体的な名前は伏せていても構いません。)
- 職業
- 月収
- 年収
- ボーナス
- 給与明細
- その他収入
財産情報
- 普通預金、定期預金など預金
- 保険
- 住居(賃貸か、持ち家か)
- 自動車
ローン情報
- 住宅ローン、自動車ローン、教育ローンなど
- ローン契約書
- 現在の残高
債務整理をする借金情報
- 借入先の名称と連絡先
- 借入先ごとの借入額
- 借入先ごとの月々の返済額
- 借入先ごとの借り入れ開始日
- 借入先ごとの借入利率
- 借り入れ途中での借換えなどの履歴
情報を出す時の注意点
債務整理をする段階で、弁護士や司法書士に隠し事をしても、見栄を張ってもメリットは何もありません。
家族に内緒にしていることや財産のことなど、言いにくいことも含めて正直に伝えることをおすすめします。