債務整理における弁護士と司法書士の違い

man128_128テレビCMなどで司法書士事務所のCMを見る機会があるかと思います。「あれっ債務整理って弁護士に依頼するものではないんだっけ?」と疑問を感じている方も少なくなのではないでしょうか。司法書士と弁護士、債務整理を依頼するときの違いはあるのでしょうか?

弁護士ても、司法書士でも、債務整理は可能

まず、基本的には弁護士でも、司法書士でも、債務整理を依頼することは可能です。ただし、弁護士と司法書士という資格の違いによって債務整理でもできる部分できない部分の差が出てくるのです。

任意整理や過払い金返還請求をする上での弁護士と司法書士の違い

140万円以上の借金総額がある場合は、弁護士しか債務整理はできない。

借金の総額によって、対応できるかどうかが変わってくるのです。そのラインは借金の総額が140万円を超えるかどうか?140万円以上の場合は弁護士に依頼しなければなりません。

司法書士事務所に依頼しても、140万円以上の借金がある場合は、提携先の弁護士を紹介してくれるケースがほとんどですが、この場合紹介料として司法書士士事務所に支払う手数料分が割高になる可能性があるので、自分で借金総額に合わせて依頼先を選ぶ必要があるのです。

弁護士の方が交渉力が高く、ノウハウが多い

当然、任意整理の場合は貸金業者が納得するかどうか?というのも重要なポイントになってきます。その点でいえば、書類の制作業務がメインの司法書士よりも、様々な法律に精通している弁護士の方が交渉力が強く好条件で説得することができる可能性が高いのです。

司法書士の方が報酬費用は安い

弁護士の方が上記のようなメリットがある一方、資格保有者も多い司法書士の方が債務整理の費用は安く設定されていることが多いのです。金額で選ぶのであれば司法書士がおすすめということになります。

自己破産や個人再生をする上での弁護士と司法書士の違い

自己破産は弁護士か本人にしかできない

自己破産の場合は司法書士が代行することは基本的にはできません。弁護士しかできないのです。司法書士でも自己破産業務ができると言っている場合には司法書士が書類を作成し、本人が自己破産申請をする形になります。

弁護士だけが許される「少額管財」と「即日面接」

自己破産に関しては弁護士の方がメリットが多いのです。「即日面接」というのは、破産申告から破産手続き開始決定までの期間を短くできる制度で、弁護士のみが使うことが可能です。通常、1ヶ月以上かかる破産手続き開始決定までを早くて当日、遅くても2,3日で行うことができるのです。

他にも「少額管財」という制度を利用することが可能です。これは処分する財産がある場合、通常50万円ほどの予納金(管財費用)が必要になるのですが、弁護士が協力して財産の処分をすることで20万円程度の予納金で手続きを進めることが可能になります。

これらのメリットは東京地方裁判所など一部の裁判所に限られますが、自己破産は弁護士に依頼する方が良いということなのです。

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