カードローンの審査にどうしても落ちてしまう。という方が個人信用情報を調べてみて、「あの時の返済遅延が原因かも・・・」「3年前に自己破産したから・・・」なんてことが脳裏に浮かんでしまった方も多いのではないのでしょうか。
では、いったい個人信用情報の情報が消える時効はいつなのでしょうか?
クレジットカード会社の共同出資で作られた信用情報機関「CIC」の情報保有期間
申し込み情報
クレジットやローンの新規申込みにおける支払能力を調査するため、加盟会員が照会した事実を表す情報
氏名、生年月日、郵便番号、電話番号、照会日、商品名、契約予定額、支払予定回数、照会会社名等
→ 照会日より6ヶ月間
クレジット情報
加盟会員と締結した契約の内容や支払状況を表す情報
氏名、生年月日、性別、郵便番号、住所、電話番号、勤務先名、勤務先電話番号、公的資料番号、契約日、契約の種類、商品名、支払回数、契約額(極度額)、契約終了予定日、登録会社名、報告日、残債額、請求額、入金額、入金履歴、異動(延滞・保証履行・破産)の有無、異動発生日、延滞解消日、終了状況、割賦残債額、年間請求予定額、遅延有無、確定日、貸付日、出金額、残高、遅延の有無等
→ 契約期間中および取引終了後5年間
利用記録
クレジットやローンの利用途上における支払能力を調査するなどのため、加盟会員が照会した事実を表す記録
氏名、生年月日、郵便番号、電話番号、利用日、利用目的、利用会社名等
→ 利用日より6ヶ月間
となっています。
簡単に言えば
申込回数が多すぎてカードローン審査に引っかかってしまう方は、最後に申し込んだときから6か月待てば、申し込みをした記録はなくなり、カードローン審査にも通りやすくなります。
債務整理や悪質な返済遅延、自己破産などをした場合には、それが起きた時、契約が解消されたときから5年間待てば、個人使用情報に記録はなくなり、カードローン審査にも通りやすくなります。
ということです。
厳密に「いつから6か月、いつから5年間」というのは、「カードローン会社の個人信用情報に入力する担当者が情報変更をしたとき」からの計算になります。
自己破産して破産が確定した場合、その破産情報をカードローン会社の担当者が個人信用情報に「破産」と入力して、契約が解消された日から5年間ということになります。
そろそろ、5年だけどいつか自信がないという方は、1,000円支払えば個人信用情報の記載情報を閲覧することがインターネット上からも可能ですので、確認してみることが一番間違えありません。
信用情報がきれいになっても、カードローン審査に通らないこともある
例えば、同じ会社のカードローンに申し込んでしまった場合、個人信用情報とは別に自社で利用履歴やブラックリストを保有しているケースがあります。これには時効はないため、過去の返済事故を起こした場合はその時に関係のないカードローンに申し込むと良いでしょう。
また、グループ会社であっても、この情報が共有されているケースがあるため、グループ会社も避けた方が良いのです。