カードローンの審査で、共有される個人信用情報はマイナスのものばかりではありません。逆に継続的に返済遅延をせずに数年以上利用している場合、カードローンの借り入れを完済した実績がある場合などは、新規のカードローン申込み時の審査ではプラスに働くのです。
完済実績を作ることで、審査は通りやすくなる?
複数のカードローンを利用している場合、さらに新規のカードローンを申込むと審査に落ちてしまったという方も多いと思います。そのときには、完済実績を増やすことに注力して返済していくことをお勧めします。
例えば
- カードローン「A」社 80万円
- カードローン「B」社 50万円
- カードローン「C」社 20万円
- カードローン「D」社 10万円
合計160万円の借り入れがある場合
4社からの借り入れがある場合は、これ以上のカードローン借り入れで審査は通らないことはもちろん、おまとめローンやのりかえローンの審査にも通らない状態と言っていいでしょう。
このときに毎月の返済負担がきついからと言って、すべてのカードローンの最低返済額だけを返済してしまうと、たった10万円の借入でも、3年、4年は完済するまでに時間がかかってしまうのです。
カードローン「A」社とカードローン「B」社は、最低返済額のだけの返済で問題ないですが、借入額が少ないカードローン「C」社、カードローン「D」社は、多少無理してでも繰り上げ返済によって完済してしまうべきなのです。
仮に、親や兄弟から30万円借りてカードローン「C」社、カードローン「D」社を完済した場合
- カードローン「A」社 80万円
- カードローン「B」社 50万円
という借り入れ状況になります。この時点で他のカードローンに申込んだときには、借入件数が2社だけども、直近で2社確実に完済している人と判断されるため、新規のカードローン審査にも通りやすくなると言えるでしょう。ここで30万柄のカードローンの枠をもらえれば、親や兄弟から借りた分も返すことが可能になります。
少額のカードローンから繰上げ返済し完済することで完済実績ができるため、その後の審査に通りやすくなる
ということなのです。
上記の例のように親や兄弟から借りるという方法もありますが、少額の借入であれば、生活費を節約するか、バイトなどを増やす、給料を増やす、高額な自分のものを売ることによって、完済することをおすすめします。ここで借りてしまうと、借入額の総額は変わらないからです。