カードローンを利用しようとした場合、カードローン会社のサイト上で「3秒スピード診断」「10秒簡易診断」というサービスが多く展開されています。しかし、この簡易審査・仮審査・自動審査というものは、「審査」ではなく、「診断」であることを注意する必要があります。
カードローンの簡易審査・仮審査・自動審査は審査ではない「診断」
以前は、サイト上の項目も「簡易審査」というように「審査」というワードを使っていたカードローン会社が多かったのですが、「簡易審査で通ったのに本審査で落とされた」クレームが多かったのか、今現在はほとんどのカードローン会社のサイトでは「○○診断」に変更されています。
例えば、下記のように記載されています。
- アコム 「3秒診断」
- プロミス 「お借入診断」
アコムとプロミスで本当に診断であり、審査に影響しないものなのかどうか?他社借入額を変更して実際に診断してみます。
アコム「3秒診断」
- 1件 50万円 ○ご融資可能と思われます
- 2件 100万円 ○ご融資可能と思われます
- 3件 150万円 ○ご融資可能と思われます
- 4件 200万円 △お客さまの入力情報では、お借入可能か判断できませんでした。
プロミス「お借入診断」
- 年収500万円 50万円 ご融資可能と思われます。
- 年収500万円 100万円 ご融資可能と思われます。
- 年収500万円 150万円 ご融資可能と思われます。
- 年収500万円 200万円 大変申し訳ございませんが、ご入力いただいた内容だけでは判断することができません。
となります。
つまり、総量規制以上に他者借入額がなければ「融資可能」という診断結果を機械的に表示しているだけなのです。しかも、総量規制オーバーでも、判断できないので問い合わせてください。という借り入れが可能なニュアンスをかもち出しているのです。
簡易審査・仮審査・自動審査は参考にもならないというのが実際のところなのです。ここで安心して申し込んだ結果、本審査に通らず「なんでだよ。仮審査でOKだったのに」と思うのは致し方ないところなのですが、そもそもこの診断、簡易審査というものを信じてはいけないということなのです。
あてにならない借入診断をする時間があったら、実際に申し込んでみることがおすすめです。
それでだめだった場合に、原因を想定して対策を考える方が賢い方法なのです。
カードローンの審査の仕組み
カードローンの申し込み時のミスと対策
のページを見て、対策を立てましょう。