「カードローンに申込んだんだけど、審査が落ちた。他のカードローン利用もなく、正社員なのに・・・なぜ?」という方がたまにいます。実はカードローンの審査では、他の料金滞納が問題視されるケースがあるのです。最近多いのは「携帯電話の料金」です。
携帯電話の料金とカードローン審査の関係
カードローンの審査の時には個人信用情報というものが重要になります。
個人信用情報とは、クレジットカードやカードローンなどを提供している貸金業者、クレジットカード会社、銀行などがローン利用状況を共有するために利用しているものです。
個人情報はもちろん、返済の状況、残りの残債額、借り入れているローンの内容、返済遅延、債務整理の事実などローンに関する情報はほとんどが貸金業者、クレジットカード会社、銀行で共有されているのです。
これが携帯電話料金と何の関係があるのかというと
ソフトバンクがはじめに行った「2年間利用で携帯電話0円」というサービスが問題なのです。
これはどういう方式かというと携帯電話の本体価格を2年間で分割して毎月の請求にのっかる仕組みになっているのです。
これを割賦契約と言います。
割賦契約はローンの仲間であり、この携帯販売手法の場合、24回払いで携帯電話の本体価格を支払っていることになるのです。携帯会社は子会社にクレジット会社を作って、このシステムを実現しているのです。
そのため、この携帯電話料金の返済などの情報は「個人信用情報」にのってしまうのです。
つまり、携帯電話料金の滞納をしている場合は、「個人信用情報」に滞納している事実が載っているため、カードローンの審査にマイナスの影響があるのです。
滞納期間が61日を超えてしまえば「異動」という表示され、カードローンの審査通過が非常に難しくなります。
これがローン利用の認識がないのに、カードローン審査に落ちてしまう理由の場合があるのです。
携帯だけでなく、「イーモバイル加入で本体価格0円のモバイルパソコン」というのも同じ販売方式なので注意が必要です。
ちなみに携帯電話本体の料金を支払って購入する形の利用であれば、毎月の請求に関しては利用料金なので「個人信用情報」には掲載されません。
携帯電話料金も滞納しないのが基本
もちろん、上記の販売手法の携帯電話やパソコンを購入しなければ済む話なのですが、近年、この販売手法がスタンダードになってきているのも事実です。
一番重要なのは、携帯電話料金も滞納しないということだけなのです。