営業と経理でカードローンの審査の通りやすさが違うって本当なのでしょうか。ここでは職種別のカードローン審査について解説します。
カードローンの審査では「経理」の方が通りやすい
カードローンの審査では「営業」よりも、「経理」の方が通りやすいのです。どちらかといえば「営業」の方が給料が高いイメージがありますが、これはなぜでしょうか?
カードローン審査で重要視されるのは、「収入の大小」<「収入の安定性」だからです。
「営業」は、年収に占める歩合、成果連動報酬の割合が高く、毎月の収入が安定せずに変動的なのです。また、転職や独立など働く会社が変わりやすいのも「営業」の特徴なのです。一流の営業マンであれば、年収1000万円をゆうに超えるかも知れませんが、カードローン会社はそんなことを求めてはいないのです。
「経理」、正確に言えば、「経理」だけでなく、「開発」「研究」「労務」「事務」「総務」「運営」「保守」などのバックオフィスと言われる職種の方は、給料の平均額は高くはありませんが、業績による変動が少ない職種と言えます。また、転職などをする割合も「営業」に比較すれば少ないため、カードローン会社が求めている「薄く長く確実に利用してくれる方」という条件にぴったり合致するのです。
実際のデータでは
プロミスカードローンの新規顧客職種別構成比 ※2013年1月~3月データ
職種 | 顧客構成比 |
---|---|
事務・管理職 | 15.0% |
労務 | 40.5% |
専門・技術・保安 | 12.9% |
販売 | 13.1% |
営業 | 7.1% |
歩合・セールス | 1.9% |
経営 | 9.3% |
その他 | 0.0% |
となっています。
びっくりするデータですが、営業やセールスを合わせても9.0%しかおらず、販売を合わせても22.1%と4分の1にも満たないのです。「営業」の方がお金を借りないという事情があるのかもしれませんが、それにしても、「営業」のカードローン構成比が非常に低くなっています。
これは、カードローンの審査でも「営業」<「バックオフィス」が重視されている裏付けとも考えられるのです。
カードローン申込時に虚偽の申告は絶対やってはいけませんが、営業的な仕事とバックオフィスの仕事を両方を兼務している場合は、バックオフィス系の職種にしておいた方が良いかもしれません。