カードローン審査では、必ず照会される「個人信用情報」というものはどういうもなのでしょうか?イメージしにくいのが「個人信用情報」なので、実際のものを見ながら解説していきます。
「個人信用情報」の開示報告書(CIC)
開示報告書のイメージ(クリックすると拡大できます。)
A:登録元会社
これは開示報告書を登録した金融機関の名前が載ります。カードローン、クレジットカードの提供会社の会社名です。
B:契約内容
これはローンの種類と、契約の締結日が記載されています。
- カード等 : クレジットカードなどの契約
- 個品割賦 : 商品などの代金を、分割払いなどの支払う契約
- リース : 商品のリース料を支払う契約
- 保証契約 : 返済ができなくなったお客様に代わって、保証会社等が返済することを取り決めた契約
- 無保証融資 : 保証の付いていないキャッシングや証書貸付
- 保証融資 : 保証の付いたキャッシングや証書貸付
- 住宅ローン : 住宅資金を借り入れた契約
- 移管債権 : 複数のクレジット契約を一本化したもの
C:支払いの状況
報告日「○○月○○日」の時点で、残債額がいくらの額が残っているのかが表示されます。カードローンの申し込み時に聞かれる他社借入額は、この残債額を記入します。
D:返済状況
カードローンの審査で一番重要視されるのがこの返済状況です。「異動」か「空欄」が返済状況には掲載されます。
異動
- 返済日より61日以上または3ヶ月以上の支払遅延(延滞)があるものまたはあったもの
- 返済ができなくなり保証契約における保証履行が行われたもの
- 裁判所が破産を宣告したもの(破産手続開始の決定がされたもの)
(空欄)
- 上記理由に該当しない場合
「異動」が表示されると、カードローン審査はほぼ通らないと考えて良いでしょう。
E:入金状況
カードローンの審査ではここも重要視されます。毎月の返済が正常に行われたかどうかが記載されます。
- $ 請求どおり(もしくは、それ以上)の入金があった
- P 請求額の一部が金額入金された
- R お客様以外から入金があった
- A お客様の事情でお約束の日に入金がなかった(未入金)
- B お客様の事情とは無関係の理由で入金がなかった
- C 入金されていないが、その原因がわからない
- – 請求もなく入金もなかった(例:クレジットの利用がない場合)
- 空欄 クレジット会社等から情報の更新がなかった(例:クレジットの利用がない場合)
ここで重要なのは、返済遅延でも内容によって記載のマークが違うということです。一番悪いのは、無断で入金をしない「C」なので、返済ができない場合でも事前連絡によって「A」にするか、一部の入金によって」「P」にするなどをした方がカードローン審査は通りやすくなるのです。
F:保有期限
個人信用情報の保有期限が記載されます。