カードローン増額の審査はどうなっているのでしょうか。新規でカードローンを作るよりは、増額をした方が面倒でないから増額をしたいという方も多いのではないでしょうか。
カードローン増額の審査は「通常の審査」+「返済実績」
カードローンの増額の審査も、基本的には初回に借り入れをしたときの「審査」と大きく変わりません。
- 勤続年数
- 年収
- 職業
- 他社借入件数
- 他社借入総額
- 個人信用情報
・・・
など、「属性」と「他社借入状況」、「過去の返済履歴」などで審査が行われます。
参考:審査に落ちた方必見!カードローンの審査はどうやって行われるのか?
増額審査で重視されるポイント
増額で重視される契約会社の返済実績と直近の借り入れ状況
増額で重視されるのは、契約しているカードローンの返済履歴・返済実績です。
遅延なく返済していることが大前提になります。これは自社のサービスなので個人信用情報よりも正確に利用情報がカードローン会社が把握できるのです。
直近1年、2年で返済遅延が複数回あるようだと「信頼性に乏しい」と判断されてしまうのです。
限度額「枠」の稼働状態
そのカードローンが限度額50万円で、100万円に増額したいという場合に、元々50万円の枠を有効に使っていたか?が問われてきます。常時30万円~50万円の借入と返済を繰り返して継続的に利用しているようであれば、増額の段階でも、利用実績という意味でプラスに判断されるのですが、50万円の枠があっても10万円程度の借入しかしておらず、急に100万円に増額したいという場合には審査に落ちてしまう可能性が高くなってしまうのです。
直近の借り入れ状況も重要
増額依頼する前の半年間で他社のカードローンの借入が増えていないことがひとつの目安になっています。
増額依頼する前の半年間で他社のカードローンの契約が増えていたり、申込が増えていたりすると「急きょ、お金に困って借り入れを増やした=返済の信頼性が低い」と判断されてしまい、増額の審査に通らない可能性が高くなるのです。
増額の利用目的によっても審査は変わってくる
増額する利用ももちろん聞かれてしまうことになります。利用目的に応じて増額審査の通りやすさは大きく異なるのです。
増額して他社のカードローン返済に回す「借り換え」「おまとめ」の場合
カードローン全体での借入総額が変わらないため、信用が高ければ増額審査に通る可能性が高くなります。他社の借り入れ分が自社に移行するだけなので、カードローン会社にとってはそれほどリスクなく融資額を増やせるからです。
一時的な出費に対応する目的の場合
一時的な限度額の増額は、消費者金融カードローンであれば柔軟に対応してくれるところが多いようです。理由も伝えたうえで、「結婚式の費用として一時的に限度額が50万円から100万円に引き上げて欲しい。返済は祝儀で支払うので1カ月後には増額分は完済するので、その後は元通りの限度額で良いです。」という場合です。
銀行カードローンの場合は、上記のような細かい顧客ごとの状況に応じて限度額を引き上げてくれる可能性は低いのですが、消費者金融カードローンの場合は、ある程度柔軟に顧客の状況に応じて限度額の引き上げをしてくれるのです。
生活費など恒久的な資金を目的とする場合
恒久的な増額というのは、ある程度信用が高くなければなかなか増額の審査に通ることは難しいと言えます。前述した通りで、返済遅延なく、そのカードローンの利用実績が高い方の場合に恒常的な増額ができることになります。人によっては増額審査よりも、別のカードローンを作る方が審査通過の可能性が高いケースがあります。
まとめ
カードローン増額の審査では
- そのカードローンの利用実績
- 増額の目的
- 増額が一時的な増額か?恒常的な増額か?
という点が重要になってきます。増額審査に落ちてしまったのであれば、増額を再度チャレンジするよりも、新しく別のカードローンに申込む方が審査通過の可能性が高くなるケースもあります。増額にこだわりすぎる必要はないのです。