低金利で安心できることから、人気が高い銀行カードローンですが、デメリットも存在します。デメリットも把握したうえで銀行カードローンを利用しましょう。
銀行カードローンだから低金利というわけではない
銀行カードローンがすべて低金利なのか?というとそういうわけでもありません。もちろん、消費者金融のカードローンよりは低金利になるケースが多いのですが、クレジットカード会社が提供しているカードローンの方が銀行カードローンよりも、低金利のものが多いのです。
そのため、「銀行カードローンは低金利」と決めつけてはいけないのです。銀行カードローンの中でも上限金利をきちんと確認してから低金利のカードローンを選びましょう。
銀行カードローンも返済遅延をすると、債権が保証会社(消費者金融)に移動する
銀行カードローンは、ほぼすべてケースで保証会社として消費者金融が入っています。これはどういうことかというと、銀行カードローンを利用している方が悪質な返済遅延をした場合に、保証会社(消費者金融)がその残金を立て替える代位弁済というものを実行します。
これによって、銀行の損失分は保証会社(消費者金融)が支払いますが、銀行カードローンを利用していた方にその一括返済の請求が保証会社から来ることになります。債権が移動するということになるのでず。
数日口座にお金がなくて引き落とされなかった、という程度であれば代位弁済になるケースはありませんが、3か月ほど滞納し続けると代位弁済になる可能性が高いようです。
銀行はマニュアル対応でサービスは悪い
世間的なイメージでいえば、サービスレベルが高いのが銀行、サービスレベルが低いのが消費者金融。というイメージですが、カードローンに限って言えば、マニュアル対応で顧客の状況に応じた対応ができないのが銀行カードローンです。
消費者金融は、返済ができない事情や、増額の相談、返済計画の相談など、顧客対応がしっかりしていないと生き残れないため、その人の事情に応じた対応をしてくれるのです。
低金利のため途上与信が多く、いきなり借入停止もあり得る
銀行カードローンは低金利のため、利用中に審査をする「途上与信」というのを頻繁に行っています。これは消費者金融も同じなのですが、銀行の方が低金利のため、途上与信が厳しく行われているのです。
心当たりがないのにいきなり借り入れができなくなったという口コミも多いのです。
審査が遅い銀行カードローン
銀行カードローンは、審査に2、3営業日かかるのが一般的です。今では「最短即日融資」とPRしている銀行カードローンが増えましたが、銀行カードローンの場合は、銀行の審査と別会社である保証会社(消費者金融)の審査が2重で必要なうえ、銀行の営業時間というものも影響してくるため、どうしても審査結果が出るまでに時間がかかってしまうのです。