消費者金融のカードローンに対して、大きなリスクを感じてしまう方も多いのではないでしょうか。しかし、これはイメージが先行してしまっているだけで実際には銀行カードローンともそうは違わないメリットがあるのです。
1.消費者金融カードローンは、金利が高い?
正確に言うと、消費者金融カードローンの金利は借入額によって金利が設定されるのではなく、審査によって金利が設定されるため、利用限度額に応じて金利が決まっている銀行カードローンと比較してしまうと、上限金利が高い状態になってしますのです。
消費者金融カードローン金利は、平均で15%~16%となっています。実は銀行カードローンでも少額の借り入れの場合は、15%前後のものが多いため、そこまで大きな差はないのです。ただし、これが借入額が100万円を超えてくるとかなりの金利差が出てきます。銀行カードローンの場合は、100万円を超えてくると12%前後の金利が平均的なので、その差は3.0%~4.0%になってしまいます。
2.消費者金融カードローンは、危ない?
「消費者金融」と言っても、いくつかの種類があります。
- CMなどで知っている大手の消費者金融
- 名前を知らないが正規の中小消費者金融
- 悪徳業者、闇金
実際に危険なのは、「闇金」と呼ばれる違法な金利や取り立てを行う事業者であり、正規の消費者金融は法律にのっとって金利が設定され、強引な取り立てなども行いません。もっといえば、銀行カードローンも返済が遅れれば保証会社として入っている消費者金融に債権が移るため、結果的に同じなのです。
しかし、大手以外は見極める能力が必要なのも事実です。闇金が「闇金ですっ!」という看板を掲げてくれていればいいのですが、正規の業者を装っているため、CMで知っている大手の消費者金融以外の場合は、貸金業者の登録番号を見るなどして見極めなければならないのです。
基本的には大手の消費者金融を利用していれば安全だと言っても過言ではありません。
3.消費者金融カードローンは、対応が悪い
これは全く逆です。対応が悪い、良く言えばマニュアル的な対応なのが銀行カードローンであり、対応が親切で利用者の状況に柔軟に対応してくれるのが消費者金融カードローンなのです。
そもそも、銀行カードローンは貸し倒れになっても、損失は発生せずに保証会社が被ることになっています。そのため、返済の状況に応じて柔軟に対応する必要がないのです。
一方、消費者金融カードローンの場合は、貸し倒れになれば自社の損失に直結するため、少しでも返済期間を延ばしたり、返済額を軽減するなど調整して、継続的に返済してくれる形を望んでいるのです。債務が膨らんで自己破産などをされて未回収になっては困るのです。そのため、柔軟対応が前提で親身に相談にのってくれるのです。
まとめ
このように消費者金融カードローンをはじめからイメージだけで「信用ができない」「危ない」ものと決めつけている人が多いですが、実際に複数のカードローンを利用したことのある人は、「もう銀行カードローンよりも消費者金融カードローンの方がいい」という方が多いのです。
既成概念で比較検討の選択肢から排除せず、銀行カードローンも消費者金融カードローンも同列で比較することをおすすめします。