「おまとめローン」と「カードローンでおまとめ」を同じことだと思っている方は多いのではないでしょうか。実際はこの「おまとめローン」と「カードローンでおまとめ」は違うもので、審査やサービス内容も違うので注意が必要なのです。
「おまとめローン」と「カードローンでおまとめ」の違い
審査の前提が異なる
おまとめローンははじめから複数の借り入れがあることを前提にしたローンです。しかし、カードローンはすでに借り入れがあることを前提としていません。他社借入件数が多ければ多いほど審査が厳しくなるのは、おまとめローンもカードローンも同じですが、はじめから複数の借り入れがあることを見込んでいるおまとめローンの方が審査は通りやすいのです。
途中での借り入れができる、できないが違う
カードローンは設定された利用枠に余裕があれば、何度でも借り入れや返済ができるサービスです。しかし、おまとめローンというのは一部のものを除いて原則返済するだけのサービスです。「枠」という概念がなく、複数の債務を返済するお金を借りたら、途中での借り入れができずに返済する一方のサービスなのです。
金利が違う
上記に書いたように、途中での借入れができないおまとめローンの方が、銀行や消費者金融にとってみれば貸し倒れのリスクは少ないのです。貸し倒れのリスクが少ないということは金利が低く設定できるということになります。なぜ、複数の借り入れを一本化するおまとめローンの方がカードローンよりも低金利なのか?不思議に思った方もいるかと思いますが、これが大きな理由なのです。
提供している金融機関の数が違う
カードローンは、大手だけを見ても30社以上は提供している金融機関がありますが、一方おまとめローンは数社しかサービス提供をしていません。それだけ複数の借入の一本化というのはリスクが高いと考えられているのです。
返済方法が違う
カードローンの場合は、さまざまな返済方法が用意されています。ATM返済、ネットキャッシング、店頭窓口、無人契約機、コンビニATM、銀行振込、口座引き落としなどです。また、返済日も自由に設定できるカードローンが多いと言えます。しかし、おまとめローンの場合は、口座引き落としだけしか選択できず、返済日もはじめから決まっているケースが多いです。サービスの数を減らすことで貸し倒れリスクを軽減しているのです。