おまとめローンの審査に落ちた場合は、どうすれば良いのでしょうか?そもそも、おまとめローンはカードローンと比較して審査が厳しいので、審査に落ちることも十分に想定しておく必要があります。
おまとめローンの審査に落ちる要因
おまとめローンの審査に落ちてしまう要因はほぼ下記4つに分類することが可能です。
- 借入件数が多すぎる
- 借入総額が多すぎる
- 年収に対しての借入総額の割合が高すぎる
- 個人信用情報に事故情報や返済遅延などがある
4つ目の理由については、時間が解決するまで、個人信用情報の事故情報が抹消されるまでどうすることもできないのですが、上記の3つの理由であれば、うまく対応できる可能性があります。
審査に落ちたら1社ずつ借り換えをする
おまとめローンの審査に通るのは、最大でも他社借入件数3社までと言われています。
「債務の一本化を目的としたおまとめローンなら、借入件数が多いのは当たり前じゃないか。」
と思う方もいるかと思いますが、低金利のおまとめローンの場合は、借入件数が増えれば増えるほど、貸倒リスクも増えてしまうため、他社借入件数に対する審査というのは比較的厳しく判断されるのです。
そこで、取るべき対策としては「カードローンの増額」による「コンソリテーション」になってきます。
「コンソリテーション」というのは、別のカードローンの限度枠を増額してもらい、増額分でほかの借り入れを完済することで借入件数2件を1件にまとめることをいいます。
おまとめローンによって
- 4件(100万、50万、30万、20万) → おまとめローン 1件200万円
にすることはできなくても
- 4件(100万、50万、30万、20万) → 3件(100万、50万、50万)
- 3件(100万、50万、50万) → 2件(150万、50万)
- 2件(150万、50万) → 1件(200万)
と徐々にコンソリテーションによって、借入件数を減らしていくことはできるかもしれないのです。
これなら、おまとめローンと同じ結果になります。
「カードローンの増額」による「コンソリテーション」の手順
- 低金利で限度額の大きい銀行カードローンに増額依頼
- 増額の資金用途は借換えであることを伝える
- 増額した枠で借り入れをして、ほかの借入を完済する
- 繰り返す
という流れになります。
「コンソリテーション」を成功させるポイント
低金利の限度額の大きいカードローンが必要
少なくとも、最終的にまとめるカードローンは銀行カードローンであると望ましいです。なぜなら、総量規制が対象外であることと、何よりも借入額が増えればかなり低金利になってくるからです。最終的なコンソリが完了した場合に、低金利で債務の一本化が可能になるからです。
増額前は真面目に返済
増額を依頼する前、半年間は新規のカードローンやクレジットカードの申込などはやめてじっと待ちましょう。また、返済も遅れずにしていくことが求められます。増額にも審査があり、そうすることで審査通過の確立が上がるからです。
増額依頼時に借り換え目的であることを伝える
これを忘れてはいけません。借り換え目的であれば、増額しても自社の融資額が増えるだけで、総借入額は増加しませんが、借り換えと伝えていなければさらに総借入額が増えることになります。これでは増額の審査が通りにくくなるのです。